初めての沖縄旅行(5)/斎場御嶽、沖縄最強のパワースポットへ
初めての沖縄旅行3日目。 前回記事からの続きです。
tatami-travel-dairy.hatenablog.com
旅行前に偶然テレビを見て知った、斎場御嶽。
いい歳こいたオッサンですが、パワースポット、嫌いではありません。
これも何かの縁と思い、行ってみることにしました。
斎場御嶽へ
那覇市内のホテルから車で走ること1時間弱。
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駐車場から山坂道を登ること数分。まず「緑の館」に案内されます。
※入場券は、駐車場近くの物産館で購入します。緑の館では販売していないのでご注意を。
「緑の館」では、必ずビデオ鑑賞をします。
「斎場御嶽」は、琉球王国は無くなれど今でも「聖地」であり、ビデオを使って入場するにあたっての注意喚起を行っているのです。
ビデオを見終わると入場です。
御門口(うじょうぐち)
「斎場御嶽」の入口にあたります。
神社でいえば「拝殿」にあたるところだそうですが、目立ったものはなく案内がなければそれとはわかりません。
しかし、そばに置かれた6つの石。これらは御嶽内の6つの拝所を表した香炉であり、ここで御嶽に向かって拝んだそうです。
※香炉に触れてはいけません。
大庫理(うふぐーい)
「斎場御嶽」は、山の中。どんどん参道を登っていきます。
暫く登っていくと、大きな岩が現れます。大庫理です。一つ目の拝所です。
拝殿などはなく、大きな岩と拝所があるだけです。
しかし、これまでは異なる空気感が漂っているのは感じ取ることができます。
パワースポットと呼ばれるのもわかります。
※拝所には、上がってはいけません。
寄満(ゆいんち)
大庫理から参道が二手に分かれますが、まずは「順路」に従って左手を歩いていきます。
まさにジャングルの中。
寄満。大庫理の岩の反対側にあたる、二つ目の拝所です。
おそらく自然にできたであろう、石灰質岩のえぐられたような空洞部分が拝所となっています。
密林の中に突如現れる奇岩。神秘的で宗教心無くても心を揺さぶられるものがあります。
艦砲穴
「大庫理」から「寄満」へ通じる参道の途中にあります。
池のように見えますが、これは太平洋戦争時に米軍からの艦砲射撃でできた穴。
こんなところにまで戦争の痕跡があるんです。
三庫理(さんぐーい)
いよいよ、斎場御嶽を象徴する拝所、三庫理へ。
二つの巨岩とそれに挟まれた空間。想像以上の大きさに圧倒されて何も言葉がでません。
その空間の先が三庫理なのですが、手前にシキヨダユルアマガヌビーとアマダユルアシカヌビーがあります。
この2つの壺。それぞれ壺の真上に鍾乳石があり、それらから滴り落ちる水を受け止める壺なんです。受け止められた水は神聖な水とされています。
※水や壺に触れてはいけません。
2つの巨岩に挟まれた空間をくぐって三庫理へ。
くぐった先は狭い拝所となっていて、真正面にあるのが三庫理です。
この拝所も香炉があるだけですが、近年ここから勾玉が発見されました。
三庫理の右手にあるのが、チョウノハナ。
チョウノハナは、斎場御嶽で最も神聖な場所。
そんな場所にズカズカと立ち入ってもよいのか?と観光客ながら心配になってしまいます。
そして、三庫理の左手には海が見えます。久高島遥拝所です。
遠くに見える島は、久高島。「神の島」とも言われる琉球王国最高の聖地です。
実は、斎場御嶽を訪ねる前に久高島に立ち寄って来ました。その様子は次回 up します。
オーシャンビューのレストランでお昼ごはん
ところで、駐車場の周辺には物産館がありお土産屋さんや飲食店があります。
その飲食店のひとつ、せーふぁキッチンでお昼ご飯を食べました。
お土産さんにあるお店とは思えない(失礼)美味しい料理に満足しましたが、何と言ってもこの景色!
海に面したテラス席と室内にもカウンター席があり、お店が高台にあるのも手伝って絶景が素晴らしいお店でした。
(つづく)
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初めての沖縄旅行(4)/美ら海水族館近く、備瀬のフクギ並木を散策してみた
初めての沖縄旅行、前回記事からの続きです。
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美ら海水族館、朝早くから入館したおかげでお昼頃にはおおよそ一通り周ることができました。
そこで、ちょっと「周辺スポットも行ってみよう」と行ってみたのが。。。
備瀬のフクギ並木です。
美ら海水族館から歩いて30分ほど。散歩がてらに立ち寄ることができるフクギに囲まれた集落です。
※ちなみに、美ら海水族館は入館当日であれば再入館可能です。
着いた途端、いきなりカフェ へ
フクギ並木を散策する前に、いきなりカフェ
木々の中から古民家が見ます。カフェ チャハヤブラン(cafe CAHAYA BULAN)です。
実はワタクシ、いい歳こいたオッサンでありながら「カフェ好き」でして、備瀬に来たらこのカフェに立ち寄ろうと決めていました。
店内はオーシャンビュー。遠くに伊江島が見えます。
テラス席もあります。
店内は、日本の古民家にテーブルなどでアジアンテイストを加えた感じ。
アジア風なカフェは都内にもたくさんありますが、この景色があるのとないのとでは大違い。都会のカフェには生み出せない心地良さです。
オーダーしたのは、ラフテー丼。
美味しくいただきました。
レンタサイクルで散策
フクギ並木はおよそ1kmほどあり、歩いてもよし、水牛車に乗ってもよし。
水牛車に乗ってのんびり散策するのも魅力的でしたが、私たちはレンタサイクルにしました。
備瀬には手軽に利用出来るレンタサイクルが数軒あります。
(自転車の写真がなくてアレですが。。。)
並木道というよりも鬱蒼とした森か林かの一本道という感じ。
夏の暑い日差しが遮られ、心地よいです。
周囲は民家で、並木は生垣代わりにもなっているのでしょうか。
観光地というよりも、のどかな集落にお邪魔しているという感じです。
集落の方々に迷惑にならないように散策します。
フクギ並木の先にも見どころアリ
自転車でフクギ並木をウロウロすることおよそ20分。
突然視界が開けて。。。
海です!
備瀬崎です。ちょうど潮が引いていて、そばにある島まで歩いて渡れそうです。
※裸足で歩くのはキケンです。
子供たちがシュノーケルを楽しんでいたので、我々も潮が引いた岩場からのぞき込むと、透明な海にいっぱいの魚が泳いでいました。
フクギ並木の散策、美ら海水族館からちょっとの立ち寄りのつもりで来ましたが、居心地が良くて気が付けば3時間ぐらい滞在していました。
美ら海水族館に戻ったのは夕方前になっていました。
(つづく)
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初めての沖縄旅行(3)/美ら海水族館に行ってきました
初めての沖縄旅行2日目。
前回記事からの続きです。
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那覇市内のホテルを早朝 車で出発して走ること約2時間。
「美ら海水族館」に行ってきました。
開園時間まもなく、9時ぐらいに入館したのに、もうこんなに混雑。
夏休みのせいか、家族連れが多かったです。
この日は丸一日水族館見学に時間を確保していたので、混雑や時間を気にせずまったりと見て回ってきました。
「黒潮の海」大水槽
迫力に圧倒されました。
でも、圧倒されるんだけど、癒される。
この水槽見るだけでも沖縄に行く価値がありますよ。
「アクアルーム」では、水槽の下から上を眺めることができます。
カフェ「オーシャンブルー」
「黒潮の海」大水槽を眺めながらお茶ができるカフェです。
私たちがお店に入ったときは午前中で空席が目立っていたのですが、それでも大水槽そばのテーブルには座ることができませんでした。
しかし、大水槽そばでなくても十分眺められましたよ。
黒潮探検
ジンベイザメが泳ぐ「黒潮の海」大水槽を真上から見学することができるプログラム「黒潮探検」があり、参加してきました。
足元はスケスケ。
マンタが私たちの下をゆっくりと泳いでいました。
ところで。。。
美ら海水族館チケットを安く入手する方法
美ら海水族館大人一般料金は、1,850円です。(2017年6月現在)
この金額を払う価値は十分にあると思いますが、家族連れなど人数が多くなると負担が気になりますよね。。。
ツアーやホテルの宿泊プラン以外で安く入手する方法はないか、私も旅に出かける前に調べてみました。
すると、沖縄県内の「道の駅」や「コンビニ」で「圏外販売券」(前売り券のようなもの?)が購入できると情報を入手。
詳しくは、以下のとおりです。実際に私はコンビニで購入しました。
1.「道の駅」許田(やんばる物産センター)で購入する
- 「道の駅」許田は沖縄自動車道の終点、許田ICを降りてすぐにあり、おそらく最安値で購入できます(大人1,600円、2014年現在)。
- ただし、開店時間が8時30分であり、美ら海水族館の開園時間に間に合うように入手するのには前日までに購入するしかありません。
2.沖縄県内のコンビニ「ファミリーマート」「ローソン」で購入する
※現在の販売価格と異なる可能性があります。お確かめください。
ちなみにローソンは。。。以下リンクをご参照ください。
番外.「4時からチケット」を購入する
- このチケットは16時から入館可能なもので、その分価格は割安です(大人1,290円、2017年6月現在)。
- 個人的には水族館を1日中楽しみたかったので「4時からチケット」は選択肢になかったです。
(つづく)
つづきは、こちら。
初めての沖縄旅行(2)/首里城に行ってきました
初めての沖縄旅行1日目。
この日は、午前中羽田から那覇へ飛び、午後は首里城観光という行程。
「空港食堂」でお昼ごはん
那覇空港到着がお昼でしたので、首里城に向かう前にターミナルビル内の「空港食堂」で沖縄そばを実食。
この「空港食堂」、おそらく空港職員向けの定食屋さんと思われ、ターミナルビルの隅っこ、利用客にとっては目立たないところにあるお店なのですが、口コミで「美味しい」「コスパが良い」と話題で、私も気になって食べてみました。
店内は、いわゆる大衆食堂の雰囲気で、お昼時もあってか混雑していました。(混雑で店内撮影は気が引いてしまいました)
味は、値段を考えれば十分なレベル。「地元の人が普段使いする食堂」と思ってください。
腹ごしらえも済んだところで、レンタカー借りて首里城へ。
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守礼門から正殿へ
まずは、守礼門。これを見ると、「沖縄に来た!」という実感が湧いてきました。
首里城は、小高い丘の上に立地しており、坂道を上りながらと次々と門をくぐっていきます。
歓会門。
瑞泉門。
建物だけでなく、城壁も独特な造りで異国の雰囲気が伝わってきます。琉球王国のお城ですからね、当然といえば当然なのですが。
広福門。この門をくぐると「下之御庭」(しちゃうぬなー)と呼ばれる広場につながります。
首里城には無料エリアと有料エリアがある
首里城は公園として整備されており、守礼門から歩いて広福門をくぐって「下之御庭」に至るまでが無料エリア。その先の「正殿」が有料エリアとなります。
入館料を支払い、下之御庭から奉神門を通って有料エリアに入ります。
奉神門をくぐると目の前に正殿があらわれます。青空に映える真っ赤な建物が印象的。
正殿の前が「御庭」(うなー)と呼ばれる広場になっており、御庭を囲むように正殿、南殿、北殿が建っています。
正殿内部。国王が座る玉座。豪華な装飾です。
一部の床下はガラス張りになっており、昔の首里城の遺構を見ることができます。
首里城は戦災で破壊されており、現在の首里城はこの遺構の上に復元されたものです。
復元作業は現在も続けられています。
西のアザナ
正殿から再び「無料エリア」に戻って、「西のアザナ」へ向かいました。
ちなみに、「アザナ」とは「物見台」という意味とのこと。
その名の通り、那覇市内が一望できます。街の先に見える海は東シナ海。遠くに見える島影は慶良間諸島でしょうか?
夕景、夜景も素晴らしそうですが、私は暑くて疲れてしまって早々に退散してしまいました。
(つづく)
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初めての沖縄旅行(1)/3泊4日の旅行プランを考える、人気スポットは?
7月になったある日、突然カミさんと「この夏は沖縄旅行に行こう!」という話になりまして。
しかし、私の夏休みは7月下旬に5日間しか取れません。夏休みまであと2週間ほどしか。。。時間がない!
- 飛行機のチケットは取れるのか?
- ホテルの予約は取れるのか?
- しかも、40過ぎになって「初めての」沖縄旅行。いったい、どこに行けばよいのか?
と、考え始めたらキリがないけど、まずは行きたい場所を考えようとネットなど見て人気スポットをピックアップしてみたのが、以下のラインナップ。
美ら海水族館
説明不要でしょう。「初めての沖縄」でここに行かないなんて「ない」でしょう。
首里城
一時期「日本三大がっかり名所」と揶揄されていましたが、今は見ごたえがある名所ということなので。
慶良間諸島
なんといっても、この「青い海」ですよ! 那覇から日帰りで行けるのも魅力!
ハートロック(古宇利島)
美ら海水族館まで行くのなら、ついでにドライブがてら古宇利大橋を渡って見に行くのもいいかも。
海中道路(うるま市)
「ドライブがてら」というと、古宇利大橋もいいけど「海中道路」も負けていない。
全長約5kmの沖縄本島と離島とを結ぶ道路。ドライブコースに組み込みたい。
万座毛
子供のころ「沖縄の観光地」というと、「首里城」に「ひめゆりの塔」、そして「万座毛」を思い浮かべていまいした。
青の洞窟(恩納村)
今回初めて知りました。
イタリアの「青の洞窟」は知っていたけど、沖縄にもあるんですね。
斎場御嶽(南城市)
こちらも今回初めて知った場所。
偶然、テレビを見て知りました。
備瀬のフクギ並木
美ら海水族館のすぐ近くにある、フクギに囲まれた集落。
並木道のトンネルに惹かれてピックアップしてみました。
。。と、ひと通り行きたいところをピックアップしてみたところで。
旅行プランの前提条件
我々の旅行プランの前提条件を洗い出し。
- 期間は、3泊4日で。(休みは5日間だが若くないので、1日は自宅で休みたい)
- 宿泊先は、1か所で。(若くないので、宿泊先を移動するのはイヤ)
- 1日に巡る観光スポットは、1~2か所ぐらいで。(若くないので、いっぱい巡ると疲れる。。笑)
- 「美ら海水族館」は、マストで。
「若くない」というのがキーワードになってしまいました。
それはともかくとして、ネットで調べてみると「美ら海水族館」など沖縄本島北部に行くなら宿泊先も北部地域にした方が良いとの意見が多くありましたが、夏のハイシーズン、出発直前に北部地域ではもはや満足できる宿の空室は無く、そこで。。
- 宿泊地は、那覇市内。
- 行程は、詰め込まず余裕をもって。
と考え、こんなプランにしてみました。
(結論)初めての沖縄、ふたりでのんびり旅する3泊4日プラン
- 1日目・・【午前】羽田から那覇へ、【午後】「首里城」
- 2日目・・「美ら海水族館」とその周辺
- 3日目・・「斎場御嶽」とその周辺
- 4日目・・【昼間】那覇周辺でお買い物、【夕方~夜】帰京
- ※宿泊地は、全日那覇市内。素泊まり。
「3泊4日」でどこが「ゆったり」なんだと自分で自分をツッコミつつ、なんとか飛行機とホテルの手配をしたのでした。
なので、出掛ける前から「次回は、慶良間諸島へ行こう」と2度目の沖縄旅行を考える始末。。。
はたして、どんな旅になったのか。その様子は、次回からupしていきます。
(つづく)
つづきは、こちら。
新緑の黒部峡谷トロッコ電車に乗る旅(6)/欅平駅周辺散策、その先は?
終点の欅平駅に到着しました。
折り返しのトロッコ電車が出発するまで周辺を散策します。
奥鐘橋
欅平駅は黒部川と祖母谷川とが合流するところにあり、奥鐘橋はその合流地点にかかる大きな橋です。
濁流というほどではなかったですが、雨と雪解け水で川を流れる水の音がとにかく大きかったです。
人喰岩
奥鐘橋を渡ってすぐ。
岩盤をえぐり取って作られた道です。岩が道を覆いかぶるようになっています。
人喰岩から見た景色。
左に見える赤い橋が奥鐘橋。橋の上に見える建物が欅平駅です。
人喰岩から先、道沿いに歩いていくと名剣温泉、祖母谷温泉があり日帰り入浴も可能ですが、この時期はまだ冬季休業中で人喰岩で折り返しました。
河原展望台
欅平駅から谷を下ったところにあります。まさに河原にある展望台。
展望台からは、先ほど歩いた奥鐘橋や人喰岩を下から眺めることができます。
下から上を眺める展望台なんですね。
この展望台から黒部川下流沿いに遊歩道があり猿飛峡へ行くことができますが、この日は川の水量が多く通行不可。猿飛峡へは行くことができませんでした。
GW前後の欅平駅周辺の観光スポットは、まだ残雪等の影響でオープンしていないところがあり、年によって状況は変わりますが、5月下旬から6月ぐらいにならないと全面的に周辺散策はできないようです。
今回は、そのような事情でしたので欅平駅での滞在時間は2時間ほど、宇奈月からの往復5時間ほどでしたが、夏など本格的なシーズン時は 1日たっぷり使うぐらいに計画を立てた方が良いと思います。
欅平駅から先は? 黒部ダムまで行ってみる?
奥鐘橋から黒部川上流を眺めると、欅平駅から先、峡谷沿いにトロッコ電車の線路が延びているように見え、建屋も見えます。
黒部川には、この先も電源開発を目的としたダムや発電所が点在しており、その終点は、あの黒部ダムです。
しかし、私たち一般客は、欅平駅から先、黒部ダムまでには行くことはできなくて再度トロッコ電車に乗って宇奈月へ折り返すしかありません。
ですので、欅平から黒部ダムに行くには、宇奈月へ戻り立山を経由して立山黒部アルペンルートを通って「迂回」をしなければなりません。
しかし、「黒部川をさかのぼって直接黒部ダムまで行ってみたい」と思ったアナタ。実は方法があります!
「黒部ルート見学会」に参加する
欅平から黒部ダムに至るまで、ほぼ黒部川に沿って「黒部ルート」と呼ばれる関西電力の発電施設建設、保守を目的とした資材運搬ルートがあるのですが、一般開放されていません。
しかし、関西電力では、この黒部ルートの見学会を毎年開催しており、応募して当選すれば欅平~黒部ダム間を通り抜けすることができます。
ワタクシ、この旅をした数年後に黒部ルート見学会に参加して黒部ダムから欅平まで通り抜けることができました。
絶景あり壮大な施設ありといった大変素晴らしい内容で、存分に堪能してきました。
抽選のうえ当選しなければなりませんが、一見の価値ありです。
この「黒部ルート見学会」の様子は、別の機会に紹介します。
新緑の黒部峡谷トロッコ電車に乗る旅(5)/黒部万年雪と猫又駅~鐘釣駅~欅平駅の車窓
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いよいよ終点、欅平駅まで進みます。
東鐘釣山
鐘釣駅の手前、右前方に「東鐘釣山」が見えます。つりがね状の形をした石灰質の岩山です。
東鐘釣山を過ぎて黒部川に架かる橋を渡ると、黒部川が進行方向右手から左手に移ります。
車窓の見どころも進行方向右手から左手にかわります。
右側の座席に座っていると、左側を見るのがつらいです。(撮影するならなおさら)
逆に、左側の座席からは右側が見づらいというわけです。
見どころは進行方向右側が多く、座るのであれば右側がおすすめです。(帰りは左側)
なお、ここから先の車窓の様子は、帰りのトロッコ電車で撮影したものです。(帰りも右側の座席に座って、行きとは逆側の車窓を楽しみました。)
黒部万年雪(鐘釣駅)
橋を渡るとすぐに鐘釣駅に到着します。
鐘釣駅の進行方向左手に大きな雪のかたまりが見えます。
「黒部万年雪」です。
冬に山から崩れてきた雪が次シーズンの雪が降る時まで残っているので、この名が付いたそうです。
ちなみに、こちらは9月上旬に撮影した黒部万年雪。あまり残っていません。
数年後の9月に再度トロッコ電車に乗る機会に恵まれまして、その時に撮影したものです。
年によって雪の残り具合に差があると思いますが、4~5月であればトロッコ電車から十分な量の万年雪が見られるのではないかと思います。
小屋平ダム(小屋平駅)
鐘釣駅を出発して10分ほどで小屋平駅に到着します。一部の列車はここで停車しますが、私たち一般客の乗降はできません。(時刻表の案内にもありません)
ところで、この駅の進行方向左側にダムが見えます。
「小屋平ダム」です。
関西電力の発電用ダムで、前回の記事に登場した黒部川第二発電所の発電に利用されています。
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欅平駅
小屋平駅を出発してしばらくすると、終点欅平駅に到着します。
宇奈月駅からおよそ1時間20分ほどの旅でした。
(つづく)
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