大嘗宮の一般公開に行ってきました
天皇陛下の即位に伴う「大嘗祭」(大嘗宮の儀)の祭場となった大嘗宮。
その大嘗宮が解体を前に一般公開されました。
参観は坂下門から
大嘗宮は皇居の東御苑本丸に造営されました。参観するには「坂下門」から入ります。
その坂下門の手前では手荷物検査とセキュリティチェックが行われます。
この日は平日の雨ということで待ち時間はなく通過できましたが。。。
大嘗宮のある本丸へ通じる道は長い行列が。
「平日の雨の日」でこの状態です。
いよいよ大嘗宮へ
本丸への長い坂道を上っていくと、見えてきました!
大嘗宮と、見物する人人人が(汗)
繰り返しになりますが、「平日の雨の日」でこの状態です。
正面からの見学は大混雑!
「大嘗宮」はおよそ30の建物からなり、見学は正面~左手~後方の順に進みます。
大嘗宮に近づいてきました。真ん中やや左に見える鳥居のような「南神門(みなみじんもん)」を挟んで左右対称に建物が構成されています。
見学列は正面右手から左に向かって進みます。
ご覧の通り、順路から建物までは結構離れています。残念ながら内部の見学はできません。
ちなみに、画像右やや黒い屋根の建物は男性皇族が参列される「小忌幄舎(おみあくしゃ)」、その左隣のやや白っぽい屋根の建物は楽師が歌を奏する「風俗歌国栖古風幄(ふぞくうたくずのいにしえぶりのあく)」。小忌幄舎の上にちらっと見える屋根の一部が祭祀が行われる「悠紀殿」となります。
正面右手から中央に進むにつれて見学列は大変な混雑となり、特に「南神門」は撮影する人々で大混乱。
特に雨の日は足元がぬかるんでいるので混乱に拍車がかかります。
そんな中、苦労してやっと撮った1枚がこれ。
じっくり見たいのであれば、左側がおすすめ
南神門を過ぎると、なぜか見学列にもゆとりが生じます。
大嘗宮左側まで進むと人は多いもののゆっくり見学ができます。
こちらは「膳屋(かしわや)」。神饌を調理する建物。
ひときわ大きな建物が祭祀を行う「主基殿(すきでん)」。
同様の建物が右側にもあり、そちらは「悠紀殿(ゆきでん)」となります。
主基殿左後方からみた大嘗宮。「主基殿」「悠紀殿」が対称に並んでいるのがわかります。
それにしても背景にそびえる近代的な大手町の高層ビル群との組み合わせは面白いですね。良いのかどうかは別にして。。
ほぼ同じ角度から撮影した造営前後の写真を並べてみました。造営前の写真は2年前の秋に撮影したもの。茂みの奥にある広大な芝生のところに造営されています。
tatami-travel-dairy.hatenablog.com
大嘗宮後方は? 江戸城天守台は?
後方に回ってくると、落ち着いて見学ができます。
後方にある大きな建物が「廻立殿(かいりゅうでん)」。天皇皇后両陛下がお召替えなどをなさる建物。
ちなみに大嘗宮そばにある江戸城天守台は大嘗宮一般公開中は上がることができないようです。天守台からの大嘗宮を望む景色はさぞ壮観だろうと思いますが。
一般公開の期間は?
一般公開の期間は2019年12月8日まで。11月30日からは乾通りの一般公開も始まりました。大嘗宮は一般公開が終わると解体されます。混雑が心配になりますが機会があれば是非。
東京駅・丸の内・日比谷・有楽町・秋葉原のおすすめホテル・旅館
水道橋・飯田橋・御茶ノ水・半蔵門・九段下のおすすめホテル・旅館