衆議院特別参観 ~国会議事堂見学に行ってきました~(3)
憲法施行70周年を記念した衆議院特別参観。前回からのつづきです。
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御休所(ごきゅうしょ)
天皇陛下がお休みになられるお部屋。国会開会式の日、陛下はまずこの部屋でお入りになります。
ガラス越しの見学となっており、人や向かいの壁、天井が映り込んでしまい心霊写真みたいになってしまいました。(若干加工しています)
ガラスにカメラレンズをくっつけて撮影すればこんなことにはならないのですが、ガラスと規制線との間が離れていてそれもできず。
ただただ残念。楽しみにしていたのに、悔しいです。
お部屋の様子はといえば、豪華絢爛。その一言に尽きます。
皇族室
御休所のおとなりにある、皇族がお休みになられるお部屋。天皇とは別室なんですね。
皇族室もガラス越しの見学。
よって、心霊写真いや、残念な写真その2です。(若干加工しています)
第一委員室
衆議院では委員会が開かれる部屋を「委員室」というそうです。
衆議院は13の委員室があって、第一委員室は一番大きな部屋。
第一委員室は、予算委員会、党首討論などでニュースや新聞でよく登場する部屋です。最近だと某学園理事長の証人喚問にも使われましたね。
「一番大きな部屋」といっても、印象としては思ったほど大きくはありません。
TVで見るよりも、発言席と答弁席との間が近い!
こんな近さで舌戦を繰り広げたり、乱闘したり(笑)
部屋奥にある2階席は、カメラマン席と傍聴席。私たちがニュースや新聞で見る景色は、この2階席からとなります。
中庭
中庭には池があり、コイがいっぱい泳いでいました。
実はこの池、昔は馬車で登院する議員が多く、馬の水飲み場だったとのこと。
その他
その他にも、内部は非公開ですが気になるお部屋がたくさん。一部をご紹介。
総理大臣室。
自民党総裁室。
自民党幹事長室。
ほか、公明党、民進党、共産党など各政党の部屋もあり、全体を通して遠い世界と思っていた政治の世界が少し身近に感じられました。
ニュースや国会中継など見る時に見方が変わりそうです。社会見学としてもたいへん良いと思いますよ。
今回見逃してしまった皆さんも、5月20日(土)、21日(日)に参議院の特別参観が開催されますので、検討してみてください。
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衆議院特別参観 ~国会議事堂見学に行ってきました~(2)
憲法施行70周年を記念した衆議院特別参観。前回からのつづきです。
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衆議院玄関から2階にあがって、本会議場へ。
衆議院本会議場
議員の入退場口から見た景色。
こちらは、3階の傍聴席から見た景色。
傍聴席の最前列が記者席。
私たちがTVや新聞でよく見る景色は、こんな感じですかね。
ズームイン。
議長席の上部には、天皇陛下の「御座所」がありますが、陛下をお迎えする国会開会式は参議院本会議場で開催されるため衆議院の御座所は使われていないとのことです。
議長応接室
「議院運営委員会」が開かれる部屋で、ニュース等でおなじみですね。
大理石の暖炉にシャンデリア。ケヤキと布張りの壁。
そして、壁一面に歴代議長の肖像画。品格を感じる造りです。
大臣室
このお部屋は、説明不要でしょう。
ちなみに、閣議が開かれる「閣議室」は、この大臣室のおとなり。今回も非公開でした。
中央広間
国会内にこんな荘厳な空間があるなんて知りませんでした。
国会議事堂の中央の塔の真下にある、2階から6階まで吹き抜けの大空間。
国会内全体の印象として明かりが暗いなと思っていたのですが、この中央広間だけはとにかく明るい!
壁面のステンドグラスは自然光を取り入れているとのことですが、天井は蛍光灯だそうです。明るいのはそのせい?
空間に圧倒されて上の方ばっかり気が取られがちですが、床下のモザイクもおしゃれです。
このモザイクを撮影しようと思い、人がいなくなるのを粘って待っていたのですが、待ちきれず。。。
次回は、「御休所」と予算委員会や党首討論、証人喚問等が開かれる「第一委員室」等を紹介します。
※なお、私が見学した特別参観は衆議院だけの公開で、参議院は 5月20日(土)と 21日(日)に行われます。
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つづきは、こちら。
衆議院特別参観 ~国会議事堂見学に行ってきました~(1)
憲法施行70周年を記念した国会議事堂の見学(特別参観)が開催され、通常の見学では非公開の部屋も公開されるということで、行ってきました。
特別参観は2日間行われ、私は2日目に行ってきましたが、1日目にTV、新聞等で報道されたせいか大勢の人で混雑していました。
整理券を受け取り、待つことおよそ30分。国会内に入ることができました。
衆議院玄関
登院表示板。よく国会議員が初登院した時にTVや新聞社のカメラの前にボタンを押してポーズするやつです。
国会の内部は?
一言でいうと、「レトロ」。
今からおよそ80年前の昭和11年に完成した建物。当然その時々の時代に合わせた改修がされているものの、至るところでレトロな雰囲気を醸し出しています。
エレベーター。扉も階数表示板もオシャレ。
照明に天井。
通路に設置されている郵便ポスト。アメリカ製のもの。
ちなみに、国会議事堂の建材はほとんど多くが国産なのですが(当然か)、わずかに輸入材があり、この郵便ポストがそのひとつとのこと。
そして、国会議事堂で忘れてはならないもの、赤じゅうたん。
廊下、階段に敷かれた赤じゅうたんの長さは、およそ4キロにもなるそうです。
その中でも、こちらの赤じゅうたんは、別格。
中央階段。天皇陛下が使われる階段です。
ここだけ見ると、「どこかの国の宮殿ですか?」という雰囲気。
国会開会式の際、陛下は国会に到着されるとこの階段を上がり、階段の先にある「御休所」に入られるとのこと。
その「御休所」を始めとして、本会議場、大臣室等の様子は、次回以降紹介します。
※なお、私が見学した特別参観は衆議院だけの公開で、参議院は 5月20日(土)と 21日(日)に行われます。
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新緑の黒部峡谷トロッコ電車に乗る旅(3)/宇奈月駅~柳橋駅の車窓
いよいよ、黒部峡谷鉄道トロッコ電車に乗って宇奈月駅を出発します。
新山彦橋
この黒部川にかかっている橋が「新山彦橋」です。
宇奈月駅から徒歩で行くこともでき、撮影スポットとしても有名です。
私も撮影してみました。新緑がまぶしかったです。紅葉も素晴らしいと思います。
ちなみに、トロッコ電車から見た車窓はこんな感じです。(進行方向左側)
映っている橋は、新山彦橋に並行してかかっている遊歩道です。
うなづき湖
黒部川を渡ってトンネルを抜けると、右手に湖が見えます。
黒部川を宇奈月ダムによって堰き止めてできた「うなづき湖」という人造湖です。
後ろを振り返ると、湖にかかる赤い橋が見えるのが印象的です。
新柳河原発電所(柳橋駅)
うなづき湖沿いに走ると右手に欧州のお城風の建物が見えます。
この建物は、新柳河原発電所という関西電力の発電所の建屋です。
発電所とは思えないおしゃれな外観です。
また、この発電所のそばが「柳橋」という駅になっており、一部の列車はここで停車しますが、私たち一般客の乗降はできません。(時刻表の案内にもありません)
(つづく)
つづきの前に。。。
座席は、左側、右側どっちに座ればよい?
前回の記事で、トロッコ電車は定員制と紹介しましたが、 tatami-travel-dairy.hatenablog.com
車両番号(号車)が指定されているだけで車内の座席は自由(早い者勝ち)です。
せっかくなので、景色が良い席に座りたいですよね。
初めての方なら、進行方向右側がおすすめです。(帰りは左側)
トロッコ電車は、黒部峡谷沿いに走りますが、全長の2/3ぐらいは進行方向の右側に峡谷が展開し、見どころの多くも進行方向右側が多いです。
もっとも、峡谷沿いに走るといっても、トンネルや覆道区間が多く、期待し過ぎると思ったほど景色は楽しめないと感じるかもしれません。(※個人的意見です)
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新緑の黒部峡谷トロッコ電車に乗る旅(2)/宇奈月へ&予約と座席紹介
5月のGW終盤に黒部峡谷鉄道に乗る旅に出掛けました。
上野発の夜行急行列車「能登」に乗車し、早朝5時過ぎに魚津駅で下車。
5月とはいえ、早朝の北陸はまだ寒かったです。
ところで、この急行「能登」は、北陸新幹線開通を前に廃止となってしまいました。
同じ区間を走っていた寝台特急(ブルートレイン)「北陸」も廃止となっており、現在、東京圏から夜行で富山、金沢方面へ向かう交通手段は高速バスしかありません。
この魚津駅に隣接する形で富山地方鉄道の新魚津駅があり(地下道で繋がっています)、電車に乗り換えて宇奈月温泉へ向かいます。
現在は、新魚津駅から先の新黒部駅で北陸新幹線(黒部宇奈月温泉駅)と接続しており、新幹線を利用した場合は、新黒部駅からの乗車となります。
終点の宇奈月温泉駅からトロッコ電車の始発駅宇奈月駅は歩いてすぐです。
朝のトロッコ電車乗り場の状況はこんな感じでした。
電車は予約で満席になっており、切符売り場では当日券を買い求める人たちで大変混雑していました。
いよいよトロッコ電車 出発です!
(ちょっと、その前に!)
トロッコ電車は、事前予約を!
トロッコ電車は定員制、立席はありません。
GW、紅葉時期等の繁忙期は事前予約がお勧めです。黒部峡谷鉄道のサイトで3か月前からインターネット予約も可能ですよ。
今回は、GW中ということもあり朝一番のトロッコ電車を事前に予約しました。
結果として予約しておいてよかったです。
トロッコ電車の座席紹介
ところで、トロッコ電車の座席は3種類あるのをご存知でしょうか。座席によって料金が異なりますし、列車によって座席の有無も異なります。
料金および、座席については、黒部峡谷鉄道のホームページで確認できます。切符の予約をする前に確認しておきましょう。
1.普通客車
まさに「トロッコ」。
窓なし、ベンチシートの座席です。解放感抜群ですが、雨天時は雨具着用が推奨されているほど雨が入ってきてしまうのと、時期・時間帯によっては寒いのが難点。
(終点の欅平駅は、標高599m)
ひとつのベンチに4名座るので、混雑時は狭く感じるかもしれません。
基本全ての列車に連結されていますが、早朝便や秋季など気温が下がる時期を中心に連結されていない列車があるようです。
2.特別客車
普通客車と異なり、窓が付いており暖房もあるなど快適度が up しています。座席も小さいながら背もたれがついています。この座席は、別料金が必要です。
一部の列車に連結されています。
黒部峡谷鉄道HPより
3.リラックス客車
特別客車と同じく窓付き暖房ありの車両ですが、進行方向に向かって座ることができる座席となっているのが特徴。この座席も別料金が必要です。
ほとんどの列車に連結されています。
ちなみに、私は乗り心地の違いを体感したく、
行き:「リラックス客車」
帰り:「普通客車」
に乗車しました。
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新緑の黒部峡谷トロッコ電車に乗る旅(1)/アクセス方法
黒部峡谷鉄道は、富山県の宇奈月温泉から欅平まで結ぶ鉄道で、日本の秘境とも言われる黒部峡谷に沿って走ります。
黒部峡谷鉄道は、沿線風景の素晴らしさで国内外の観光客から大人気。私も以前からいつか乗りたいと思っていたのですが、ようやく念願叶って乗ってきました。
黒部峡谷鉄道へのアクセス
1.北陸新幹線
東京から北陸新幹線で約2時間ちょっと、黒部宇奈月温泉駅で下車し富山地方鉄道に乗り換えて、トロッコ電車の始発駅 宇奈月温泉まで行く方法があります。
2.高速バス
運賃(移動費用)を考えると、高速バスも選択肢に入るでしょう。
首都圏、関西、東海地域から富山へ高速バスが運行されており、路線によっては宇奈月温泉に近い、黒部市、魚津市に下車可能なものもあります。
運賃は?
運賃については、東京からの場合(「ざっくり」ですが)
【北陸新幹線】
東京~黒部宇奈月温泉 または 富山
¥10,480(えきねっとトクだ値・指定席)~¥12,730(通常期料金・指定席)
【高速バス】
東京周辺~富山駅
¥2,600(平日・4列シート)~¥8,000(金曜・3列シート)
と大きな差があります。
ご注意:ざっくりと調べただけですので、利用の際は必ず各事業会社に確認してください。
東京都発 富山県着 夜行・高速バス 比較 | バス格安予約のバスブックマーク
そんな選択肢があるなかで、私が利用したのは。。。
今はなき、夜行列車。
当時は、東京の上野駅から富山を経由して金沢駅まで夜行列車が2本運行されていました。
もうひとつは、夜行急行「能登」。(写真の列車)
しかし、どちらも北陸新幹線開通を前に廃止となり、現在は運行されていません。
新幹線、航空、高速道路網の発達で、国内に夜行列車はほとんど無くなってしまいましたが、夜行列車って新幹線や飛行機にない独特の旅情があって良かったものです。懐かしい。
次回から、北陸新幹線開通前に新緑の黒部峡谷鉄道を乗りに行った旅行記始めます。
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